うつ病と家族の理解について

うつ病 家族 理解

 

よくうつ病は「心の風邪」といわれますが、実際、風邪のように1週間程度で完治するなら何も苦労する必要はありません。

 

うつ病は、脳神経系の病気なのです(根性や気力で治る病気ではありません)。そして私たちがうつ病の経験がない場合、絶対に専門医の問診に同席するべきだと思います。

 

何故なら同席することによって、専門医からうつ病の実態/病状を聞き学ぶことができるだけでなく、トラブル回避にも役立つからです(接し方)。

 

しかしもし周りの理解が得られないと感じれば、最悪自殺(自傷行為)に陥りかねないことになってしまいます。だからこそ、家族は正しい知識を持つと同時にじっくり焦らず見守ることが必要なのです。それが早期回復に繋がるのです。

 

 

家族が感じるストレスを感じないようにするために

 

うつ病を目の当たりにして、「どうして動けないんだろう?外出できないんだろう?」と怪訝そうな表情で見ていませんか。そう感じれば感じるほど、私たちのストレスは増え続けるばかりです。

 

うつ病を発症するといいようのないけだるさを覚え、何をするにしても億劫になってしまうのです。それも「しなければならない。」と感じているのに、何もできないのです。

 

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周りの人は、そうしたうつ病の心の叫びを受け止めてあげればいいのです。受け止めるとは、そうした行動を温かい目で見てあげるということです。う

 

つ病者の話を、穏やかに聞いてあげればいいのです。そうすればストレスも回避でき、うつ病の早期回復に繋がります。

 

 

本人だけじゃない、家族もつらいんだ

 

うつ病 家族 理解

 

家族の誰かがうつ病を発症した場合、本人はもとより周りの人もつらい現実に直面しなければなりません。何故なら、本人が症状を発症して悩み苦しんでいる姿を見つめなければならないからです(現実直視)。

 

「大丈夫だよ、絶対に元気になるから!」といった言葉を掛けたくてもかけることはできないのです。

 

そうした言葉が、本人にプレッシャーを与えるだけだからです。そんな言葉も掛けられないことが、家族のプレッシャーにもなるわけです。

 

しかしそんな苦労(努力)向こう側には、必ずある言葉が待ち構えています。それはうつ病からの回復です。本人と周りの人が共に乗り越えることができたからこそ、この言葉があるのです。

 

 

しんどい先にあるのは、本人と家族の笑顔

 

うつ病本人だけが、悩み苦しんでいるわけではありません。本人の周りにいる家族だってしんどいのです、苦しんでいるのです。

 

「どのように接したら、快方に向かうのだろうか?」「どうすれば、心穏やかに過ごすことができるのだろうか?」そうした気持ちを持ちながら(接しながら)、本人と向かい合い続ければ、時としてしんどい時期も出てきてしまうのです。

 

しかし、しんどいばかり言ってはいられません。何故ならモチベーションが下がってしまうと、本人の症状に悪影響を及ぼすからです。

 

そうなると回復するどころから、ますます深みに落ち込んでしまうことになります。だから、しんどいけれど頑張るのです。頑張った先には、必ず笑顔が訪れます。

 

 

家族にとって迷惑なのか?

 

うつ病 家族 理解

 

はたから見るとうつ病を発症した人がいると、家族にばかり負担がかかり「迷惑なんだろうなぁ」と感じる人もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。

 

確かに最初はお互いの思いが通じ合わず、「どうにでもなれと!」と思うこともあるかもしれません。でもやはり、同じ家で暮らしている家族です。迷惑なわけがありません。

 

何とか良くなってほしいと思っているからこそ、ぶつかることがあるだけなのです。本人は甘えたらいいのです。甘えることができるのも特権です。

 

何故なら甘えることが、うつ病が早期回復するポイントでもあるからです。こういうときこそ、一致団結する力が必要になるのです。もう一度言います、迷惑なわけがありません。

 

 

家族の思いに限界はない

 

家族の誰かがうつ病を発症。もちろんみんなが精いっぱい努力して、何とか回復してほしいと願っています。しかし時として、本人だけでなく周りの人がパニック的症状に陥り「もう限界だ!」と思うことも。

 

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限界とは、もう我慢できない/耐えられないという意味です。でも、そういう感情は一過性のものです。家族であるが故、お互いの感情が真正面からぶつかってしまうのです。その時の感情は、「もう限界だ!」になってしまうわけです。

 

だけど「喉もと過ぎれば~」で、時間が過ぎればそんな感情はどこかへ飛んでしまいます。そして、改めて思うのです。早く元気に回復してほしいと!

 

 

家族の危機や離婚について

 

うつ病 家族 理解

 

旦那と妻、どちらかがうつ病を発症してしまう。本人はその症状に苦しみ、他方は「何とか早く回復してほしい」と、いろいろ気を遣ってしまう。

 

しかしある時、そうした感情のもつれから離婚を考える場合も。離婚、それは家族の危機を表します。ある意味、本人たちは離婚という形に満足するかもしれません。

 

だけど、残された子どもたちはどうなるのでしょうか。子どもたちには、悲しい思いをさせてはいけないのです。

 

だとすれば、目指すことは1つです。離婚という最後の手段を考える前に、もう一度、家族みんなで話し合い、回復を目指して頑張ろうと思うことです。

 

「人生、楽もあれば苦もあるさ。」の精神です。

 

 

家族としての接し方が早期回復へ繋がる

 

家族の誰かがうつ病を発症した場合、周りはどのような接し方をすればいいのでしょうか。まず言えることは、元気付けるような言葉を発しないでください。その元気を誘発する言葉が、本人にとって苦痛になるのです。

 

そして、とにかく本人の思い(悩み)を聞いてあげてください。しっかり聞いてあげて、頷いてあげること(同意)が重要なのです。そうすることが本人の負担を徐々に軽減するだけでなく、早期回復へ繋がっていくのです。

 

覚えておいてください。

 

「叱咤激励はしない/希望を与え、不安や絶望をやわらげる会話」を心がけてください。「不用意な説得/反論/解釈/お説教」をしないでください。

 

健康な人から見ると、本人の苦悩は想像以上に大きいのです。