うつ病の被害妄想…新型うつ病に見られる攻撃的な感情とは?

新型うつ病 被害妄想 攻撃的

 

妄想とは実際には何もないはずなのに、あたかも本当にあるかのようの信じ込んでしまう精神障害を指します。

 

そしてそうした妄想の中でも、被害妄想に駆り立てられるのがうつ病の症状ともいえます。

 

ここでは、さまざまな妄想(攻撃的)を引き起こすうつ病の現状について考えてみたいと思います。

 

 

うつ病の症状の1つ被害妄想について

 

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うつ病を発症すると、さまざまな被害妄想を感じるようになるといわれています。

 

罪業妄想(ざいごうもうそう)

私は取り返しのつかないことをしてしまった/こんなことをしたのだから罰せられるべきだといった被害妄想。

 

 

心気妄想(しんきもうそう)

私は重病に侵されている/莫大な借金を背負っている(貧困)といった被害妄想。

 

そのほかの被害妄想として、誇大妄想/関係妄想/注察妄想/盗害妄想などがあります(ちなみにうつ病に関係する妄想というわけではありません)。

 

こうしたうつ病の被害妄想は、その話を聞いた人にとって「いったい何を言っているんだろう?」と思うかもしれません。しかし本人にとっては「現実問題」であるので、絶対に否定的な言葉を言うべきではありません。

 

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とにかくうつ病によって被害妄想を感じている場合、次のことを念頭にして話すようにしてください。

 

「辛い/不安/しんどい」といったことが本人にとって事実であろうとなかろうと、その言葉を信じるようにしてください(否定しない)。

 

「心配しないで。ここにいれば大丈夫だから」等々、うつ病本人が安心できるような声を掛けてあげてください。

 

「あなたはどう思う?」と聞かれた場合、同意しないでさりげなく「辛い思いをしたんだね。」といった言葉でその場の雰囲気をかわしてください。

 

ちなみにうつ病の症状の1つに被害妄想がありますが、被害妄想という単独の病気もあるのです。実は、被害妄想という病気は「統合失調症」の1つなのです。

 

人間の精神的障害であるため、確かに見分けがつきにくいのも事実ですが、専門医の判断を仰げば、うつ病の被害妄想と統合失調症の被害妄想の違いが分かるそうです。

 

 

新型うつ病に見られる攻撃的な感情

 

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従来のうつ病の場合、基本的に自分自身を虐げるというか自虐的な態度を取ってしまう傾向にあります(自分が悪い、怠け者である)。

 

しかし近年、まったく別の顔をもつ「新型のうつ病」と呼ばれる症状が見られるようになってきました。

 

この新型のうつ病の症状は、すぐに人を非難するといった攻撃的な感情を持っていることです。

 

では実際に新型のうつ病の攻撃的な感情とは、一体どういうものなのでしょうか。

 

従来の患者さんの場合、「自分はうつ病ではない。」と否定から入りますが、新型の患者さんの場合、「自分はうつ病だと主張する。」します。

 

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そしてそれを利用して仕事を休むわけですが、一方では積極的に旅行などをして気分転換をはかっているのです。(従来であれば、積極的に外出をすることはできません。)

 

こうした感情移入を、攻撃的な感情を表す新型うつ病というのです。

 

また従来のうつ病の患者さんの性格として「生真面目」が挙げられますが、実は意外と思われるかもしれませんが新型うつ病の患者さんも「生真面目」な性格なのです。

 

さらにこの攻撃的な新型のうつ病に対して、医師の中でさまざまな議論が湧き上がっているのです。

 

何故なら一見すれば矛盾しているように見える攻撃的な感情は、うつ病ではなく適応障害ではないかと主張する専門医もいるからです。

 

確かに適応障害であるならば、そうした攻撃的な感情はストレス因子に対する過剰な反応とみれば理屈が通ります。そしてこの適応障害の症状の中にも、鬱の症状があるのですから。

 

どちらにせよ答えは同じになるのですが、見極めには慎重さが求められます。